昇進したくない30代へ|断る前に整理したい「役割・条件・時期」

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昇進したくない30代へ。断る前に役割・条件・時期を整理する視点を示すイラスト
  • 昇進の話が出たけれど、素直に喜べない…。
  • 仕事は続けたいし成長もしたい。でも、管理職になるべきなの?
  • 「昇進したくない」と伝えたら、やる気がないと思われそうで不安。

そんな昇進へのもやもやを感じている30代のあなたへ、返事をする前に整理したいことを紹介します。

若葉

今の上司を見ていると、同じような働き方ができるか不安です。でも、断っていいのかもわからなくて…。

紅葉

まずは「役割・条件・時期」に分けて考えてみよう。何が気になるのかが見えると、確認したいことも整理しやすくなるよ。

仕事は続けたいし、成長もしたい。でも、家庭や自分の時間も大事にしたい。そんなとき、「昇進したくないのは甘えなのかな」と悩んでしまうこともあるかもしれません。

そこで今回は、昇進をためらう理由を「役割・条件・時期」の3つに分けて整理する方法を紹介します。

読み終わる頃には、

  • 昇進後のどんな仕事や変化が気になるのかを整理できる
  • 引き受ける・見送るを考える前に、会社へ確認したいことがわかる
  • 次の面談で伝えたいことを3行のメモにまとめられる

昇進を受ける場合にも、見送る場合にも使える整理です。自分の希望と実際の仕事内容を見比べて、次の面談で相談する準備をしていきましょう。

紅葉

まずは、いちばん気になることから一緒に整理していきましょう!

目次

昇進したくないと感じたら、何を避けたいのか確かめよう

若葉

昇進を素直に喜べないのは、やっぱり自分の甘えなのでしょうか?

「昇進したくない」という気持ちだけで、自分を甘えだと決めなくて大丈夫です。まずは、昇進後のどんな仕事や変化が気になるのかを確かめましょう。

部下の評価をする仕事に気が進まない人と、管理職には興味があるけれど今は育児の負担を増やせない人では、確認すべきことが違うからです。

厚生労働省のマイジョブ・カード「価値観診断」でも、専門性を磨くこと、組織を率いること、仕事と生活のバランスなど、異なる観点から働く上で大事にしたいことを振り返ります。

紅葉

「昇進」というひと言を、具体的な仕事内容や生活の変化に置き換えてみよう。どこが気になるのか、少しずつ整理していけば大丈夫です。

昇進を断る前に整理したい3つのこと

若葉

仕事のことも家庭のことも気になって、うまく整理できません。どこから考えればいいですか?

整理したいのは、「役割・条件・時期」の3つです。昇進後に担う仕事、生活への影響、引き受けるタイミングを分けて考えてみましょう。

昇進を断る前に整理したい3つのこと

  1. 役割:やりたくない仕事と、続けたい仕事は何か
  2. 条件:どんな負担や生活の変化が心配なのか
  3. 時期:今は難しいのか、今後も望まないのか
昇進への迷いを役割・条件・時期に分けて整理する図。役割は避けたい仕事と担いたい仕事、条件は仕事・生活への影響と会社への確認事項、時期は今は難しいか今後も望まないかを考える。
気になる項目から整理し、受ける・見送る前に実際の仕事内容を確認しましょう。

1.役割|やりたくない仕事と、続けたい仕事を分けよう

まずは、昇進後に負担と感じそうな仕事と、これからも担いたい仕事を書き出します。「責任が重そう」で止めず、具体的な業務まで考えるのがポイントです。

気になる仕事の例

  • 人の評価や配置を決めることに抵抗がある
  • 顧客と直接関わる時間が減るのは寂しい
  • 自分の仕事に加えて、チーム全体の調整まで抱えるのが不安

一緒に、「後輩に仕事を教えたい」「特定の分野で頼られたい」「現場の進め方を改善したい」など、担いたい役割も書いてみてください。

同じ管理職でも、担当する業務や裁量は職場によって違います。身近な上司の姿だけで、自分に提示される役割まで決めつけず、仕事内容を確認しましょう。

2.条件|仕事や生活にどんな変化があるか確認しよう

次は、昇進そのものへの気持ちと、提示される条件への不安を分けて考えます。役割に興味があっても、今の生活では難しい条件があるかもしれません。

たとえば、「人を育てる仕事には興味がある。でも、帰宅が遅くなると家庭が回らない」なら、勤務時間や業務分担を確認する必要があります。

会社に確認したいこと

  • 今の担当業務は減るのか、そのまま残るのか
  • 判断できる範囲と、相談できる相手は誰か
  • 勤務時間・休日対応・勤務地はどう変わるのか
  • 給与や手当、評価の仕組みはどうなるのか

家族がいる場合は、送迎や夕食、家事など、どの時間帯に影響が出るかも考えておきましょう。「何となく忙しくなるのが不安」より、確認したい条件が具体的になります。

紅葉

条件を知ってから気持ちが変わっても構いません。反対に、確認した結果「この条件では難しい」とわかることもあるよ。

3.時期|今は難しいのか、今後も望まないのかを考えよう

「今は昇進したくない」と「今後も管理職を目指したくない」は、分けて考えてみましょう。時期の問題なのか、続けたい仕事の方向性なのかで、相談する内容が変わります。

育児や介護、現在の担当業務などが理由なら、何が変われば再検討できそうかを書きます。「半年後にもう一度考える」「業務の引き継ぎ体制ができたら相談する」といった形です。

一方で、時期が変わっても専門分野の実務を続けたいなら、その希望を軸に、社内で担える役割や評価の道筋を確認しましょう。

ただし、次の機会が同じ条件で来るとは限りません。見送った場合の扱いや、再び希望できる時期も会社に確認しておきたいところです。

3つの整理を、次の面談で使えるメモにしよう

面談の前に、「役割・条件・時期」を3行のメモにしておきましょう。短い言葉で十分です。

面談前に書いておきたい3行

  1. 役割:避けたい仕事は__。担いたい仕事は__。
  2. 条件:守りたい生活や働き方は__。まだ確認できていない点は__。
  3. 時期:今の希望は__。再検討するなら__のタイミング。
面談前の3行メモ。役割は避けたい仕事と担いたい仕事、条件は守りたい生活や働き方と未確認の点、時期は今の希望と再検討するタイミングを記入する。空欄は面談で確認することとして残せる。
空欄は面談で確認することに。受ける場合も、見送る場合も使えるメモです。

たとえば、次のように整理できます。下のメモは架空の記入例です。

3行メモの記入例

  • 役割:後輩の育成には関わりたい。人員配置の判断には不安がある。
  • 条件:平日の送迎を続けたい。今の担当業務をどこまで引き継げるか確認したい。
  • 時期:役割と勤務時間を確認してから、今回の打診への返答を考えたい。

気になる仕事や条件が書けていれば、「何となく嫌です」以外の言葉で相談できます。確認できていないことも、そのままメモに残しておきましょう。

紅葉

このメモは、昇進を受けるための説得材料ではありません。受ける場合も見送る場合も、自分の考えを伝えるために使ってみてください。

上司には「不安」と「担いたい役割」を具体的に伝えよう

若葉

いきなり「昇進したくありません」と伝えるのも気が引けます。まだ迷っているときは、どう話せばいいですか?

判断材料が足りないときは、無理に結論を出さず、確認したいことから相談してみましょう。不安だけでなく、担いたい仕事も一緒に伝えると、何を相談したいのかが具体的になります。

まだ判断材料が足りないときの相談例

「お声がけいただき、ありがとうございます。後輩の育成には関わりたいと考えています。一方で、今の担当業務との両立と勤務時間に不安があります。昇進後の役割や引き継ぎ体制を確認した上で、お返事を相談できますか」

これは相談の例なので、自分の状況に合わせて言い換えてください。返答期限がある場合は、いつまでに何を確認するかもすり合わせましょう。

確認後も希望が合わなければ、今回は見送りたい理由と、今の立場で担いたい仕事を伝える方法があります。ただし、見送る手続きや評価への影響は会社によって異なります。自分の希望だけで判断せず、人事制度も確認してください。

まだ言葉にできないときは、自己分析で掘り下げよう

3行のメモが埋まらないときは、最近「やってよかった仕事」と「負担が大きかった仕事」を1つずつ思い出してみてください。どの場面でそう感じたのかを具体的に書くところから始めましょう。

紅葉

診断結果だけで、管理職への向き不向きを決めないようにしよう。これまでの経験や、実際に任される仕事と照らし合わせて使ってみてください。

あわせて読みたい

過去の経験から丁寧に整理したい方は、社会人の自己分析のやり方を7STEPで解説した記事を参考にしてください。

強みや価値観を考えるきっかけが欲しい方は、「社会人向け自己分析ツール5選」から、知りたいことに合うものを選んでみてください。

まとめ|昇進への返事をする前に、確認したいことを1つ決めよう

昇進したくないと感じたら、肩書きへのイメージだけで結論を急がず、「役割・条件・時期」を分けて考えてみてください。

  • 役割:避けたい仕事だけでなく、これからも担いたい仕事を書き出す
  • 条件:仕事の負担や生活への影響を、会社に確認する
  • 時期:今は難しいのか、今後も管理職を望まないのかを分けて考える

整理したことを3行のメモにすれば、次の面談で相談したいことが見えてきます。昇進を受ける場合も見送る場合も、実際の仕事内容や会社の制度と、自分の希望を見比べながら考えていきましょう。

紅葉

まずは、いちばん気になることを1つ書くところからで大丈夫。その中から、次の面談で確かめたいことを決めてみてください。

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この記事を書いた人

たくさんの自己分析ツールを試した自己分析マニア
仕事やプライベートがうまくいかず人生にもやもやしているあなたへ、
本や実体験で学んだ自己分析に関する情報を発信中!

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